結婚式に必須な準備アイテムの一つ、「ウェルカムボード」ですが、定番はやはり似顔絵ですよね!
描き方にも色々あって、ウェルカムボード用の似顔絵といえば
- 色鉛筆
- パステル
- 水彩
- コピック
- アクリル
などが定番ですが、ふんわりした写実的なものだと色鉛筆やパステル・水彩、アニメテイストでハッキリした輪郭や原色などを使ったものだとアクリル・コピックなどを使用するとGOOD!です。
ですので、得意な画材や仕上りのイメージで選ぶといいです。管理人は大学で油絵を勉強していたので、他にはあまりないテイストの油絵で描くことにしました^^♪
似顔絵って、けっこう表情をつかむのって難しいですよね。
どうやったら似せることができるの(・_・?)??
というわけで今回は、ウェルカムボード用の似顔絵の描き方(リアル編)をご紹介しちゃいます!
ウェルカムボードの似顔絵の描き方
まず、下準備として、主役となる新郎新婦の写真をもらいましょう。できればブライダルフェアなどに行った時にドレスやタキシードを着たものがあるとラッキー♪
普段着で並んでいる写真でもいいですが、せっかくのウェディング用なので、服はウェディング仕様にすると記念になります。もし印象になる職業についてる方の場合は、制服やそれに関係する仕事着でも喜ばれるかもしれませんね。
そしてもしこんなテイストがいいなとオーダーがあれば、参考に。
管理人の幼なじみは下絵がこんな感じって見せた時点でOKを貰えたので、特にこうしてとかはオーダーはなかったので、その方の好みや、雰囲気を意識して、背景や衣装を描きました。
背景に描くものに困ったら、思い出の場所や好きなものをさり気なく聞いておくといいですよ!
その①「画材やテイスト、大きさなどを決める」
さて、新郎新婦の素材があつまったら、使う画材、テイスト、大きさを決めて行きましょう!
大きさは式場の入り口に飾るので、出来れば大きい方が目立って華やかになります。
管理人はキャンバスのF8号(455×379mm)、テイストはファンタスティックな写実画を目指しました。それに合わせて必要な写真素材も集めます。
テイストも色々あって、どうしようか迷ってしまいますが、
- 可愛い感じ
- カッコイイ感じ
- 楽しい感じ
等、その人達にあった雰囲気が演出できるといいですね!
その②「クロッキーとデッサンで表情をつかむ」
人の表情って、千差万別で、微妙なニュアンスを捉えることはとても難しいですよね。
いきなり紙やキャンバスに描こうとすると、よほどプロでないと、上手くかけずに失敗してしまいます。その失敗はクロッキーやデッサンでしっかりクリアしておきましょう!
クロッキーとは、速写といって、鉛筆やコンテなどを使い、10分くらいでササッと一本の線で対象物を描くことです。何枚、何十枚と描くことで、全体のバランスや曲線の自然さ、雰囲気をつかむ事が出来るようになります。
またデッサンは、素描といって、鉛筆や木炭、コンテなどを使って、じっくりと明暗や立体感、細かい表情を捉えて、楽しそうな顔、仕草など、その人の表情をしっかり掴みます。
何枚、何十枚と描くことで、自然と脳が形を記憶して、本番に描く時に迷わず筆を進めることが出来ます!
その③「設計図を明確に描く」
表情や動きなど、大体つかめてきたら、今度は完成予想図を細かく描きます。
色や服装、ポーズなどをこの時点で明確に決めておきましょう。
管理人は新婦さんはドレスの写真を入手出来たのですが、新郎さんは普段のスーツだったので、想像でタキシードを描きました^^;。背景もガーデンウェディングっぽい感じで、素敵な建物を入れることにしました♪
まだ建物等入ってませんが仕上りイメージはこんな感じ。縦横の比率をキャンバスと同じに作っておくと、だいたいここら辺にこのパーツがきて、と構成がかなり楽になります!
色鉛筆やパステル、水彩、マーカーなど、中々書き直しが難しいものは、この時点で仕上げるつもりで描き、それをトレーシングペーパーなどで写して描くと失敗しません。
文字は額に入ってる透明なアクリル板に、カッティングシールを貼る予定で作りました。
その④「キャンバスに描いていく」
ここまで出来たら後はもう完成したも同然です!ひたすら画用紙やキャンバスに描きこんで行くだけ!
Let’s drawing!
1、下塗り
細かいディテールは気にせず、おおまかな位置や構成を塗ります。色も気にせず、ぼんやりとでもいいので、中間色で明暗や位置などを主に決めて描きます。
2、明暗をハッキリ描く
油絵は乾燥に時間がかかるので、
明るい部分→暗い部分
と交互に描いていくと、ぬるぬる生乾きの状態で手こずらずに描いていけます。
だんだん表情も何となく描き込みます。細かい所はとにかく最後!表情が似てないとか、色がヘンとか気にせず大きな筆やペンチングナイフを使ってガシガシ絵の具を乗せていきます。
一番意識するところは、セピアの写真を写すように、目を細めて見て
- 陰影
- 立体感
- 形、存在感
が的確かを確かめながら描くといいですよ。目を細めてぼんやりとなんとなくシルエットが似てればOK!
3、色を入れていく
明暗のかき分けや形、構成のバランスなど、しっかり描けてきたな〜と思ったら、色を入れていきます。
油絵は乾けば下の色と混ざらないので、イメージの色をドンドン作って乗せていきます。
↓
色を載せていくと共にだんだん表情も描き込んでいきます。この段階でもポートレート写真のようにぼんやり明暗や立体感を描くつもりで、、、。ついでに背景もぼんやり。
4、やっと細かい描き込み
大体人物像や雰囲気、色のイメージなどが明確になってきたら、初めて細かい所の描き込みをポリポリ描いて行きます。ここが一番楽しい段階です♪
表情を丁寧に追って、わからなくなった時は薄目でぼんやりシルエットを確認して、写真と似てるかの作業の繰り返しをします。
↓
オイルをたっぷり使って、絵の具も薄く、色と形を追って描き込み。もう少しで完成です!
5、完成
納得行くまで描き込めば完成です!もうここからは自分との戦いです。表情に妥協を許さず、幸せな二人が描けているか?自問自答です(`・ω・´)キリッ
ジャーン!完成です!
まとめ
いかがでしたでしょうか。似顔絵はさらっと描くものから、ガッツリ描くものまで色々あります。しかし心や気持ちがこもっていれば、もらった人に喜んでもらえること間違いなしですね^^!
水彩での似顔絵の描き方が記録されているVTRがありましたので、ご紹介させていただきます。
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