文化祭をやる意味って何だろ?実は深イイ理由が?!

学生さんにとっては秋の楽しみな行事のひとつ文化祭

中学、高校にもなると、当たり前のようにありますが、大学の学園祭と違って、全員参加が義務付けられていて、正規の授業の一環として準備からみんな出席しないといけないことになっています。

なので、イベント前には通常の授業時間も準備に当てられたりと、楽しみにしていた学生さんにとってはウキウキなイベントの一つですが、中には

「なんでこんな事やんなきゃいけないんだよ〜(-ε-)」

と思いつつ、しぶしぶという学生さんもいたりと、取り組み方は十人十色ですよね。

下校

学校によっても一年おきに体育祭をやったり、文化祭をやったり毎年だったり、方針も違うようです。

そもそも何で文化祭をしなくちゃいけないの?

という素朴な疑問について、管理人があれやこれや調べてみたので、よかったら参考にしてみて下さい^^。

スポンサーリンク


文化祭をやる意味って?

学校

文部科学省の学習指導要項の学校行事についての項目を見てみると、様々な学校の行事を通して、どんな事を目標としているかといいますと、

  1. 人間関係を上手く形成すること
  2. 集団生活で、所属しているという実感や連帯を深めること
  3. 公共の精神を培ってより良い学校生活を築くこと

の3つを挙げています。どんなものだか管理人なりに考えてみました。順番に解説していきますね。

 

人間関係の形成

1クラス40人程の色々な人たちが集まり、集団になると、何か一つのことをみんなで行おうとするとけっこう大変です。

何かを決めなくてはいけないと、意見が合わなかったり、上手くまとまらなかったり、仕切る人が出てきたり、嫌な仕事を率先してやる人が出てきてくれたり、何も意見を言わない人がいたりetc・・・。

そんな中、衝突や助け合い、協力をしたりと色んな事が学べます。社会に出るとその経験がとても役に立ってきます。

 

集団生活の所属感や連帯

高校になってくると、専攻も別れてきたりと、得意分野などで、同じ志を持つ仲間に沢山出会えます。

そんな中、自分の得意分野をどう活かしていくか考えたり、周りの人達とどうやっていいものを生み出していくか、円滑に遂行できるか考えたりと、集団の中で、自分の立ち位置や得意な事の再発見することができます。

 

公共の精神を培う

最後に公共の精神についてですが、公共の精神とは、何だか難しい言い回しですが、同HPに文部科学大臣の解説が載っていましたが、要約すると

身の回りの様々な問題を、自分自身の問題と捉え、それを解決するために、積極的にいろいろ行動していこう!

というものだそうで、何かクラスで問題があったら、みんなで解決策を模索して行こうというもの。

 

どれもやはり社会に出た時に、会社などに所属した時、コミュニケーションや円滑な業務の遂行、アイデアの発展などには、集団生活でしか得られない経験が必要になってきます。

さらに文化祭には日々の勉強や部活などでの専門知識や成果の発表、それに刺激を受けて更に頑張ろうというモチベーションアップや、色んな文化や芸術に触れて興味を広げていく機会にもなります。

スポンサーリンク

 

学校によっては色々規定がある所も…

学生

関東の高校では文化祭が毎年ある所はほとんどだそうですが、地域によって一年ごとに体育祭と文化祭が交互にある所だったり、模擬店や舞台などをしないで作品を発表するだけだったりと、学校によって文化祭をどう行うか方針が違うようです。

理由は2期制の学校も増えたり、受験を控えた時期と言うこともあって、授業時間の確保が必要との声が大きくなったことも挙げられます。

とある高校では、自由な校風で、生徒達で文化祭をやるかやらないか決められる所があり、過去に一度だけ文化祭が中止になったこともあるそうΣ(゚ロ゚;).。

 

高校によっても、決まりが多く規定があったり自由だったりと、文化祭のあり方が様々です。

自分の行きたい高校がどんな文化祭を行っているのか、毎年あるのか、など、中学生の皆さんは入念にチェックしたほうが良さそうですね。

 

 

海外の学校では文化祭はないらしい

日本ではマンガやアニメでも文化祭は定番に出てくる話で、当たり前にあるものだと思ってましたが、なんと海外の学校は文化祭はないんだそうです。

アメリカでは、「ホームカミング」という保護者を招いてダンスパーティやフットボールの試合などを行う行事が何回かあるそうで、あとは合唱や演劇は単独で発表会があるそう。

他には世界の文化や音楽、食べ物を紹介するイベントがあるそうですが、強制参加ではありません。

外国の方が日本の学生達の文化祭を見た時、「羨ましい〜!」と言っていたそう。日本のように、何日もかけて色々な出し物やお店を生徒たちが1から作り上げる団結したイベントは、海外では珍しく思われるようですね。

 

 

まとめ

文化祭、管理人が遥か昔に高校生だった時は、何となくやらないといけないからやってたというような、何だかあんまり熱い青春を謳歌できたイベントとは言い難かったです、、^^;。

でも文化祭をやる意味というものが何となく分かった今は、社会人になって、必要なコミュニケーションだったり、人とのつきあいかたなど、見えない所で、色んなものを学ぶことが出来てたんだなぁ〜としみじみ思いました。

昔に比べて日本社会も多様化しているので、個人個人の個性やしたいことなどが尊重されてグローバル化も進んでいるので、もしかしたら、文化祭もやるかやらないかは、自由でもいいのかもしれませんね。

 

でも学生時代の多感な時期、色々悩みや苦労もあると思いますが、一生に一度しかない貴重な時間です。

色々学んだり、何か好きな事に一生懸命になって打ち込む事が出来るのも、社会に出ると中々難しくなったりするので、悔いのない学生生活を送って欲しいなと思います。

合わせて読みたい記事
文化祭の装飾アイデア大特集!使えるデコレーション素材はコレ!
文化祭の出し物が凄すぎ!?面白い企画や制作方法などご紹介!