ウェルカムボード用のフレームは、花も中に入れられる立体額が人気ですが、実際のとこ、どんなフレームにすれば素敵に仕上がるのでしょうかね?
Photo Credit: 指帆亭 via Compfight cc
どんな仕上りを希望するかによって、選ぶフレームの種類が変わってきます。
大きさも額に合わないものだと、マットなどを入れないといけませんし、キャンバスの場合は、キャンバス用の額でないと入りません。一概に立体の額がベストとは、限りませんので、仕上りのイメージによって色々ご検討下さい♪
今回は、素材別で選ぶウェルカムボードのフレームについて、詳しくご紹介いたします!
文字メインは立体額がオススメ!
画像はDELLA WAYさんの無料テンプレートより
海外ではカリグラフィ文字などでブラックボードなどの木の板などに手書きで書くのが一般的でした。(詳しくは最後の方の豆知識をご覧ください。)
それがだんだん花を造花にしたり、似顔絵を入れたりなどと進化してきたのですが、やはりスタンダードは文字メインで、まわりに花をあしらうタイプが人気です。
厚みのある作品や花を、ボックスフレームという立体額に入れると、式が終わった後も花にホコリがつかずに飾ってインテリアにもできます。
今は印刷でも手軽に文字入力が出来てしまうので、手作りキットなどを購入しなくても、
- 文字を入れた本文の用紙
- ボックスフレーム
- マット
- 造花・リボン・真珠モチーフなどの飾り
- 造花などを付けるグルーガン(熱で溶かして付ける接着剤)
があれば簡単に出来てしまいます。
造花やグルーガンも100均で手に入りますし、あとは額縁とマットですが、大きい方が目立って見栄えもします。A3くらいのサイズが手頃で人気です。
立体額も色や深さなど種類は様々です。定番は白ですが、ゴールドやシルバー、パステルカラーや縁にデコレーションのある物などありますので、お好みで選んでみては!
立体額の深さは
- 25mm
- 39mm
の2種類が一般的ですが、小さな花を沢山入れる場合は25mm、大きな花を沢山あしらう場合は39mmの深さを選ぶと綺麗に入ります。
文字を大きく入れてしまうと花で隠れてしまう事があるので、上の動画のように、マットを入れ、周囲にスペースをとると、綺麗に花も飾り付けができますのでおすすめです。
プリザーブドフラワー、ウェルカムボードに最適!立体額縁・シャドーボックスウエルカムボード… |
似顔絵などは大きめの額で、マットを入れると豪華に!
似顔絵なども今人気が高まっており、街のアーケードなどの似顔絵師さんにも、
ウェルカムボード用で!
とオーダーすると、ウェディングをイメージした似顔絵を描いて貰えたりします。そんな絵を飾る際は、色紙用の額では小さいので、少々寂しいかもしれません。
そしてパステルや色鉛筆、絵の具などで描かれたものは、ガラスに密着すると、色がガラスについてしまい、絵が崩れてしまうこともあります。
そんな場合は、少し大きめの額にマットなどを入れると、作品の保護にもなりますし、周りに花を飾る際の余白としても効果が抜群に出ます。
1.5〜2mm厚のマットを入れる場合は、世界堂やオンラインの額縁屋さんや画材店で、お好みの素材のものをミリ単位で指定して切ってもらえます。丸やハート型にくり抜いたりも出来ますので、お好みにアレンジしてみてはいかがでしょうか。
A3で安いものだと500円もしないで切ってもらえます。(額縁専門店ないとうさんなど)
額縁も気に入った物があれば、縦横の比率が大体作品と同じくらいで、作品より周りが5~10cm位大きいサイズのものを選び、マットをオーダーで作ってもらいましょう。
大きさの目安は
作品の大きさ(横×縦mm) | 額縁のサイズ(横×縦) |
色紙(242×272mm) | 四切(348×424mm) |
B4(257×364mm) | B3(364×515mm) |
A4(210×297mm) | A3(297×420mm) |
B5(182×257mm) | B4(257×364mm) |
A5(148.5×210mm) | A4(210×297mm) |
です。比率の見本を参考にしてみてください。
マットの内側の寸法は、裏から作品の淵が出ないよう、周囲2~3mmずつ小さく設定します。
なので、縦横合わせて作品の大きさより4~6mmくらい引いた寸法でオーダーするとちょうどいいですよ。(例:作品の大きさがA4の場合、マットの内寸は周囲3mmずつ内側に取って204×291mmになります。)
他に注意したいのは、厚みのあるマットや、作品を額に入れる際は、額縁に何cm位の厚みが入るかも要チェックしておかないといけません。
額縁も色々厚みがあり、ポスターフレームのように紙一枚程度しか入らないものもあれば、2cm位の厚みまで入る額など、様々です。ですのでマットを額に入れる際は、
- 作品の大きさ
- 額の大きさ
- 額に入る厚み
に気を付けてオーダーしましょう。
文字や写真の作品には、マットを入れる他にも、レース地を下に敷いたり、和紙などの上に置いても綺麗ですので、色々アレンジを施してもいいですね!
ハート型マットか面金付き長方形マット付きウェルカムボード!パソコンや手芸でオリジナルのウ… |
キャンバスを入れる額はオーダーが◎!
キャンバス用の額は、既製品だと、ゴテゴテでゴールドやシルバーのいかにもなものが多いので、額縁屋さんやネットのオンラインショップでオーダーメイドにすると割りと安く綺麗に仕上ります。
キャンバス用の既製のフレームは、オイルライナーといって、ガラスに作品がくっつかないように隙間を作るために、細い縁を挟んで作られています。
そのため、フレームが普通のものより幅広く、ちょっとゴツくなってしまいます。
ウェルカムボード用の額は、周囲に花も飾りたいので、出来ればホワイト系でスマートな感じにしたいですね!
そんな場合はオイルライナーの代わりに、スペーサーといって、ガラスやアクリル版と作品がくっつかないようにするための細い棒(材質はプラスチックや木材)を縁に付けてもらいます。
そしてキャンバスの厚みは、18mm位ありますので、オーダーする際は、通常のフレームにドロ足といって、額の裏側に厚みを足す木材を取り付けて貰います。(上の画面の黒く突出している木材が継ぎ足したドロ足です。)
管理人はがこちらの額を額縁のタカハシさんでオーダーした時は、キャンバス用のオーダーの項目にキャンバスの寸法を入れ、マット材なし、別途見積もりを依頼する際に、
「スペーサー希望」
と追記してオーダーしました。(品番はB-20162です。)
すると上記のような木製のスペーサーを入れて貰えます。(料金は1000円位プラス?だったと思います。)
市販のものでお気に入りの額が見つからなかった場合は、オーダーを検討されてはいかがでしょうか。キャンバス以外でも、ボックスフレームやデッサンフレームも作って貰えますよ^^♪
結婚式場の披露宴などの会場に置くウェルカムボードは、ゲストに会場をお知らせし、
「ようこそいらっしゃいました」
という歓迎の意味を込めてメッセージと名前、日にちを書き入れます。
日本ではかつては「〇〇家〇〇家 ご両家披露宴会場」などと大きく書かれた看板が置かれていました。
しかしそれだとちょっとオシャレ感がないよねという事で、海外のオサレ感満載なウェルカムボードを取り入れたスタイルが1990年代から流行りだしました。
今では定番のアイテムになっておりますが、海外でのスタンダードはレストランのメニューボードのように、ブラックボードにカリグラフィで書いたり、鏡やトールペイントで文字入れが一般的のようです。
確かにボードという位だから、板に描いていた物だったんですね。
ですのであまり額に入れたり、花で豪華に飾り付けたり、似顔絵などで賑やかにするのは日本独特に進化したスタイルのようですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。フレームにも色んな種類があって迷ってしまいますね!せっかくの結婚記念にもなる品ですから、どうせだったら、お気に入りのものを選んで素敵なウェルカムボードを作って下さいね!
あわせて読みたい記事
結婚式用のウェルカムボードの手作りアイデア!世界に一つだけ♪
ウェルカムボードの似顔絵の描き方♪喜ばれる結婚祝いを贈ろう!