押入れにすのこを置く効果って?カビや湿気対策の他には?

押入れの通気性を良くするために置くと良いと言われている「すのこ」ですが、実際の効果ってどの位あるんでしょう。

雨が多くなり、ジメジメしてくる梅雨の時期、暖かくなり、ダニなども気になるこの季節。冬場に使っていた掛け布団などを押入れにしまうと、カビとか生えないか気になりますよね。

押入れ

管理人も衣替えでこたつ布団や掛け布団、洋服などを総入れ替えして、ごちゃごちゃしたものを整理しようと考え中です。

押入れにすのこをいれることによる効果って、どんなものなんすかね(・_・?)。材質や置き方で効果も違うそうなのですが、具体的にどんな風に?

というわけで今回は、押入れにすのこを置くことによるその効果について詳しくお届けしたいと思います!

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押入れにすのこを入れる効果ってどの位あるの?

すのこの役割って?

すのこといえば、

  • 湿気・カビ対策
  • 防臭
  • 空気の循環

の効果が期待できます。

押し入れは湿気が溜まりやすく、全然日が入らない寒い部屋とか、寒い地域のように、ストーブを炊いて結露でカビが生えやすくなってしまうなんてこともけっこうあります。

押入れはただでさえ狭い空間にものが沢山詰まっていたり、ダニやカビか好きな湿気や洋服、布団などの繊維が沢山。

そんなとき、すのこを使って、

布団や物と床の隙間に空間を作る事により、空気を循環させ、カビや気になる臭いを溜めないようにしよう!

という発想で、ニッポンの押入れすのこ文化は定着しました。

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材質によって効果が違う?選び方ってある?

すのこ

押入れ用のすのことして販売されているものの材質は色々あります。

木材には吸湿性があり、布団の湿気を適度に吸い取ってくれて、消臭もしてくれる効果があるそう。

多く売られている押入れ用のすのこですと、材質はヒノキ、安いものだと輸入物の材木があります。

木材のすのこの特徴

森林

の特徴は

  • 軽い
  • 防湿性がある
  • 防火性が高い
  • 防虫性がある

など、収納物を湿気や虫から守ってくれるという利点があります。桐たんすなども古くから愛用されていますよね。

こちらはとても軽くて移動も簡単な素材で、床を傷つけにくいという特徴もあることから、すのこの材料として広く汎用されています。しかし軽いということで、強度が弱いという弱点があります。

それから桐は原材料が輸入のものが多かったり、漂白、加工されたりという過程を経たものがありますので、変色もしやすいそうです。

湿気を吸収するのは、ヒノキよりも桐の方が優れていると言われていますが、漂白剤や防虫、防腐剤を使ってあるものだと、人体の呼吸器系に良くない影響があるそうですので、出来れば国産の良い物をチョイスするのがいいです。

 

一方ヒノキですが、ご存知の通りとてもいい香りで国内でも建築に利用されている最高材質の木材ですが、特徴はとてもいい香りと、強度の強さにあります。

  • 湿気の吸収
  • 抗菌・抗カビ
  • 耐久性がある
  • 防虫効果がある
  • 消臭効果

という特徴があります。桐に比べて重くて、少々値段が張りますが、国内産の木を使っているもので、塗装されていないものであれば、湿気調節の働きをしてくれそうです。

こちらはさらにはフィトンチッドという防ダニや防カビ効果があり、人体にも優しい天然成分があります。ヒノキ独特のヒノキチオールという成分も、殺菌、防カビ効果があり、カビ菌の繁殖を抑えてくれる効果があるそう。

ただ、重たいということで、お手入れや動かしたりが中々難しいので、布団を置くところのみに置いたり工夫が必要です。

 

プラスチック製は・・・

木製のすのこで一番気になるのはズバリ「カビないか」ですよね。

そういった面でいいかなと思うのはプラスチック素材のすのこですが、こちらは耐久性では薄い素材の物だと壊れやすいという欠点があります。

そして木材のように

  • 吸湿性
  • 防臭、防虫効果

がないので、湿気取りや防虫対策をしっかりしないといけません。

その際は、選ぶ時に、普通のすのこより高さがあるもの、そして除湿剤、防臭剤、防虫剤を入れる事で、木製の利点をカバーすることができます。

ですので、桐だと軽くて扱いやすいけどカビやすい、ヒノキだと重い、という場合に、プラスチックの軽くて丈夫なものをチョイスするといいと思います。

 

 

置き方にコツはある?

押入れすのこの置き方例

すのこを最大限風通しをよく配置するには、空気の通り道を作るために、押入れを正面から見た時、板目が水平になるように配置した方が、風通しが良くなるそうです。

そして湿気は下へ行くほど高くなる性質があるそうなで、汗などを吸収して湿気の多い布団をしまう際は、上の段に置く方がいいそう。

すのこも木製で、吸湿性があると言っても、どうしても閉めきりで湿度が上がるような押入れだと、カビ菌に負けてしまいます。

そんな時にオススメは

上段はスノコを置き、除湿剤なども置いて布団をカビから守る

 

下段にキャスター付きの衣装ケースやラックで整理整頓し、物をごちゃごちゃ置かず、定期的に開けて換気、ホコリなどを掃除する。

という合わせ技です!キャスター付きの収納ケースは、出し入れがしやすく、通気性もあり、掃除も楽です。直接押入れに物が触れないので、置いているものにカビがうつる心配もありませんね。

押入れは側面の壁から10cm程離して物を置くと、通気性がよくなるそうです。なので、スノコの例外の使い方として、側面に立てかけて、物と押入れの壁との隙間を作るという方法もあるので、試してみてはいかがでしょうか。

 

すのこにはお手入れが必要!?

よく押入れに木製のすのこを置いておいたら、カビが生えてて、布団までカビてしまったなんて聞きますが、確かにコーティングが施されていない安い素材の木製などは布団の水分などを吸ってカビが繁殖してしまいそうです。

それからダニが大好きなチリホコリも、すのこを置くことによって隙間に溜まりやすくなり、布団へ繁殖しないか心配です。

特に換気の悪いマンションや石油ストーブを良く焚くおうちなど、湿気が多い物件では、押入れも適宜換気したり、湿気対策を行わないと、カビが生えやすくなってしまいます。

ですので、

定期的な陰干し・布で乾拭きする

などのお手入れが必要になってきます。もしそれがおっくう(=ω=。)!というズボラな方(いや、殆どの方がそうかもしれませんが・・・^^;)は、

押入れの湿気対策として

押入れを開けたままにしておく

スノコを定期的にチェックして、カビが生える前に取り替える

プラスチック製にする

など、工夫してみると、けっこう違いが出てくるはずです!

 

まとめ

管理人の家も狭いので、押入れのスペースはとても貴重で、買った色々な品々を置きっぱなしでぎゅうぎゅうに入れてしまっていますが、大切な物や洋服、布団など、どれも傷んでしまっては大変ですよねΣ(´∀`||;)!

色々工夫して、スッキリ収納術を身につけ、快適な押入れ環境にしていきたいなと思いました(`・ω・´)ゞビシッ!!