日本の食卓のお供と言える「納豆」ですが、賞味期限を過ぎたり、期限近くなると白い粒粒が出てきて、食べていいのやら食べない方がいいのやら迷ったりしたことありませんか??
納豆は発酵食品なので、元から腐ってる(と言ったら言葉は良くないですが^^;)ようなもの。なので、カビたりしてない限りは大丈夫??という気もしますが、どうなんでしょうかね。
梅雨の時期、気温が上がって蒸し暑くなってくると気になるのが食中毒。
冷蔵庫も、開ける回数が多くなり、傷みやすい生モノなどは特に賞味期限内でも傷みやすくなってしまいます。今回は、納豆の白い粒粒って一体なんなの?ってゆーか、食べても大丈夫なの?!という所にフォーカス&大特集しちゃいます!
納豆の白い粒粒の正体は体に良い栄養素だった??
納豆をよ〜〜く観察してみると、白い粒粒がありますが、こちらは賞味期限を過ぎると、もっとハッキリと沢山出てくるモノのようです。
この成分は何かといいますと
チロシン
という可愛らしい名のアミノ酸の結晶だったんです。このチロシンとは、納豆菌によって発酵が進んだとき、大豆のタンパク質の成分の中で、水に溶けにくいこのチロシンという成分が結晶化したもの。
温度が10℃以上の所に放置していて発酵が進んだり、賞味期限を過ぎて二次発酵をしだすと多く出現するそう。
この白い粒粒が沢山出てくる現象を、納豆の製造会社などでは
「チロってる」
という業界用語で呼ばれてるそうです。(笑)
こちらは毒性もなくて、食べても安全な成分だそうですが、食感がジャリジャリしていて美味しくないんだとか、、。しかしこのチロシンには、体に良い効果もあったんです!
チロシンとは?
アミノ酸の一種と言いましたが、具体的な働きは、体の中では、やる気を出したり、前向きになる気分を司るホルモンのドーパミンやアドレナリンの元になる成分で、
- うつ病
- ストレスの軽減
- 集中力の向上
- 慢性疲労症候群の緩和
にもなるそう。
さらには成長や代謝、細胞の生まれ変わりの基礎となる甲状腺ホルモンの材料にもなるため、成長期のお子さんにも欠かせない成分になります。
しかしあまり摂り過ぎも、成分が合わないとめまいや動悸の原因になったりするそうです。なのでサプリメントとして積極的に取らずとも、自然の食品から適度に摂取する程度で良さそうです。
チーズ、納豆、大麦、ヨーグルト、あさり、たけのこ、うどん、おからなど
賞味期限過ぎたら食べない方が良い?
管理人は今まで賞味期限の切れて白い粒粒が多く出た納豆は大変勿体無いのですが、「何か食べれなそう…(´・ω・`)」という事で、廃棄してしまってました。。。(反省)
賞味期限とは、その食品が美味しく食べられる期限のことで、食べられなくなる期限ではありません。
納豆は納豆菌が強く働き発酵していますので、簡単にカビが生えたりということはないようで、2週間くらいたった納豆でも、普通に食べられるそうですが、保存状態によっては、雑菌が増えてカビてしまうこともありますので、出来れば期限内に召し上がった方が良さそうです。
過ぎても1日か2日くらいでしょうかね^^;?
おまけ
関西から西の人達は関東に比べて納豆の消費量が半分くらいしかないそうです。
理由としては、関西の気候が高温多湿で、納豆菌の発酵にあまり適してなかったからだそう。特に昔は冷蔵庫などの保存がきかなかったこともあり、納豆を食べる食文化もなかったそう。
ですのでお年寄りの方は特に納豆の臭いやネバネバが苦手という方も多いようです。
今では関西の方でも納豆大好きという人が多いようですが、スーパーの納豆売り場も、関東よりは少ないみたいですね。納豆を食べた後の器を洗うのがイヤという意見も、、、(;´▽`A`。
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まとめ
納豆の知られざる栄養成分チロシンと関西の人は納豆が苦手な人が多い!という意外な真実。
納豆の世界は奥深し!
ですね。
管理人は納豆は超大好き(^p^*)!とは行かないまでも、健康にいいし、安いし、おかずに困った時の一品に最適な貴重なタンパク源として重宝する冷蔵庫の番人的存在です。
とりあえ白い粒粒がでても、チロシンは食べても無問題ということがわかったので、気にせず食べたいと思います!
※あまりに期限が過ぎたり臭いがきつかったりしたら、無理せず止めておきましょう^^;。