ワコムのペンタブIntuos Proレビュー!使い易さや描き味は

2014年の冬に初めてワコムのペンタブレット、Intuos Comicのミディアムサイズを買ってから早二年、ペンタブの操作にもだいぶ慣れてきました。

IntuosvComicの描画サンプル
Intuos Comicのペンタブでクリスタで描いたものです

管理人は普段はDTP関係の仕事をしていて、ペンタブレットは素材を作ったり、ちょっとした絵を描いたり、アナログ絵のラフなんかを考えたり、息抜きに落書きしたりと、かなり色々と用途があって、かなり色々とエンジョイしてました。ペンタブ買ってよかった!ペンタブばんざい!

しかし電気屋さんに行く度に、ペンタブレットのお試しコーナーに何度も足を運んでは、Intuos Proを試し描きしてみると「うーん、やっぱ描きやすいなあー。。でも高い、、(ω・` )」と、ため息をついて帰る日々でした。やはり慣れてくると、 描きやすくて性能がいいものを使ってみたくなります。(comicも充分描きやすいのですが、、)

そんなわけで、副業したりへそくりを貯めたり、色々と試行錯誤しながら貯めた資金に少し余裕があったので、今年ついにIntuos Proのミディアムサイズを購入しました!

管理人はデジ絵は全然なので(汗)、プロの方からしたらあまり参考にならないかもしれませんが、使い勝手等、色々レビューしたいと思います。

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2017年1月に発売されたIntuos Proの新バージョン

IntuosPro_PTH-660_1

今年に入ってから「よし、Intuos Pro買うぞ!」と決めて色々調べていくと、昨年店頭で試し書きしたものとは、何か違うバージョンが新発売されていました。「 Intuos Pro Medium 2017年1月モデル PTH-660/K0」という機種です。

出たばっかりなので、お値段は店頭では税込約4万2千円…(;´∀`)。去年店頭で見た一つ前の型のバージョンだと、確か3万円ちょいだったような。。。入れ替えがあるので、安くなってたんでしょうか。

もしお値段が安い方がいいという型は、一つ前のバージョンを検討されてみるといいかもしれません。私も前の型か、中古でもいいかなーと思ってました。でも調べていくと、何と新バージョンは大きさがだいぶ小さくなっているではありませんか!

新しいタイプのMサイズは、338 x 219mm旧タイプのMサイズは379.9×251.4mmです。新タイプはA4(297×210mm)より少し大きいくらい、旧タイプはB4(364 ×257 mm)と同じくらいの大きさの差があります。

B4とA4の差はだいぶ大きいです。ただでさえ管理人の作業机は狭くて、いつも縮こまって作業していて、スペースの余裕がないので、サイズが小さいのはとてもありがたいです。

IntuosPro_PTH-660_4
机においてみた感じです。画像はIntuos Pro Medium 【2017年1月モデル 】PTH-660/K0です

しかもMサイズとLサイズはデフォルトでBluetoothのワイヤレス機能が付いているので、PCとの接続設定をするだけで、ケーブルで繋がなくてもOK!

この小ささと使い勝手の良さからしたら、多少高くても新しい機種の方がいいなということで、新バージョンを購入することにしました。ヤマダ電機さんだと、ネットの値段と価格交渉してもらえるので、ポイント11%を15%にしてもらって、価格コムの最安値と同じくらいになりました。ありがとうございます><!

新・旧のバージョンで、主に変わったのは、大きさと重さ、ペンの種類、感度の差とUSBのワイヤレスがBluetoothになったというところでしょうか。

通販サイトのレビューを見てみると、新モデルのPro pen2は芯の減りが早かったり、ドライバとPCの相性だったり、ワイヤレスが遅い、余計な機能が多いなど、発売されたばかりなので色々と改善を希望されるユーザーが多い印象です。

しかしペンの感度は従来の2048レベルから8192レベルと、4倍に上がっていますので、繊細な表現が出来るようになったともっぱらの評判です。新・旧の比較を掲載させていただきますね。

 

【Intuos Pro Medium 【2017年1月モデル 】PTH-660/K0】

 

大きさ 338 x 219 x 8mm
重さ 700g
筆圧 8192 レベル
ペン Wacom Pro Pen 2
ワイヤレス Bluetooth

 

 

【Intuos Pro Medium【2014年6月モデル】 PTH-651/K1】

 

大きさ 379.9×251.4×11.5mm
重さ 1kg
筆圧  2048 レベル
ペン グリップペン
ワイヤレス ワイヤレスキット接続

※性能の詳しい詳細は公式ホームページでご確認ください。

設定のし易さや操作方法は?

IntuosPro_PTH-660_2

Intuos ProはIntuos comicと違って、付属ソフトはついていません。ペンタブに対応しているソフトだったら、使用可能です。管理人は今使っているPhotoshopCCや、CLIP STUDIO PAINT PROでも、Intuos Proのドライバをインストールすれば、今までどおり問題なく使うことが出来ました。

IntuosPro_PTH-660_3

シンプルなセット内容です。本体とペン、ペンスタンド(替芯入り)、簡単なスタートアップの説明書、表面に貼って描き心地を変えられるオーバーレイシートの見本(三種類)USBケーブルとペン軸用カラーリングと保証書などが入っていました。

Intuos Proは約5種類あって、ノーマルバージョンはS、M、Lサイズ三種類、ペーパーエディションはM、Lサイズの二種類です。主なスペックの違いは以下の通りです。※スペックの詳細の確認は公式HPをご覧ください。

サイズはだいたいMediumでA5の描画範囲、LargeでA4サイズくらいでしょうか。管理人は作業スペースと、PCの画像サイズ21.5インチには、Mサイズがちょうどピッタリでした。

Smallサイズのみ前バージョンを継続販売だそう。新しいバージョンはM・Lともに筆圧が8192レベルになっています。

Intuos Pro small PTH-451/K1
大きさ 320 x 208 x 12mm
筆圧/ペンの種類 2048レベル/グリップペン
エクスプレスキー 6
ワイヤレス接続  ワイヤレスキット使用

 

Intuos Pro Medium PTH-660/K0
大きさ 338 x 219 x 8mm
筆圧/ペンの種類 8192レベル/Wacom Pro Pen 2
エクスプレスキー 8
ワイヤレス接続 Bluetooth

 

Intuos Pro Large  PTH-860/K0
大きさ 430 x 287 x 8mm
筆圧/ペンの種類 8192レベル/Wacom Pro Pen 2
エクスプレスキー 8
ワイヤレス接続 Bluetooth

 

Intuos Pro Paper Edition M PTH-660/K1
大きさ 338 x 219 x 8mm
筆圧/ペンの種類 8192レベル/Wacom Pro Pen 2・Wacom Finetip Pen
エクスプレスキー 8
ワイヤレス接続  Bluetooth
付属品 ペーパークリップ、A5用紙10枚 、アクセサリーケース

 

Intuos Pro Paper Edition L PTH-860/K1
大きさ 430 x 287 x 8mm
筆圧/ペンの種類 8192レベル/Wacom Pro Pen 2・Wacom Finetip Pen
エクスプレスキー 8
ワイヤレス接続  Bluetooth
付属品 ペーパークリップ、A4用紙10枚 、アクセサリーケース

ペーパーエディションは、専用のペンで紙にスケッチすると、ボタン一つでスケッチがPCにそのまま読み込まれる機能が付いています。説明するとちょっと分かりにくいですが、動画でみると、なるほど!となります。早速海外の方がレビューされていましたので、ご紹介させていただきますね。

管理人はこちらの機能はあまりいらないかなという感じでしたが、アニメーションだったり、直感的に絵を描きたかったり、アナログの味を出したいという方にはかなりおすすめなのではないでしょうか。しかし紙に描いたものが、ボタン一つでデジタルになってしまうなんて、超ハイテクになりましたね。

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描き味や使い易さは?

試し書き
例のごとく試し書き・・・

肝心の描き味や使い易さですが、管理人はComicからのProでしたので、初めて描いた時はめちゃくちゃ描きやすくなった!と感動しました。やはり筆圧レベルが1024からのいきなり8192だと、全然描き味が違って描きやすいです。

ドライバもワコムのサイトのセットアップガイドに従ってインストールすればすぐに使えるようになります。

タッチホイールも、拡大・縮小が出来て便利です。タッチ機能あまりいらないという方が多いみたいですが、確かに使いこなすのは大変かも、、^^;。

IntuosProのタッチホイール

横に電源がついています。

IntuosProの側面

ペンホルダーの裏側をOPENの方向に回すと(ちょっとコツがいる)替芯が入っています。

ペンホルダーの裏側

ペンホルダーの替芯

管理人はペン入れの線画がめっちゃ苦手でうまくきれいな線が引けませんでしたが、初めて使ってもスイスイきれいな線が引けました!(よく見ると汚いですが、、、)いつかさらっと萌え絵が描けるように頑張るぞ・・・!(笑)

かもめちゃんペン入れ

かもめちゃん色塗り
擬人化かもめちゃん(笑)

 

おまけ・Intuos Comicとの比較

Intuos Comicのパッケージ

ついでに今まで使っていたIntuos Comicとの比較です。こちらのレビューは

ワコムのペンタブどれがおすすめ?Intuos comicの感想

の記事で詳しく書いています。まずペンの違いです。やはり筆圧が1024と8192レベルの違いがあるだけあって、Pro Pen2の方が、ペン自体も持ちやすくて安定感があります。

IntuosProとcomicのペンの違い

 

続いて大きさですが、同じMサイズでも、Proの方が、やや長さがあります。

IntuosProとcomicの大きさの違い

 

厚みはややProの方が薄いです。重量も700gしかありません。

IntuosProとcomicの厚みの違い

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

Intuos Pro。管理人はやはり描き味がぜんぜん違うので、買ってよかったと思いました。うまく描けるとモチベーションも上がって、もっと色々使ってみようとなりますし、上達するスピードも上がってくると思います。

私みたいに初心者からすこし慣れてきたという方や、もちろん、プロの方まで、幅広く楽しめるペンタブなのではないかと思いました。

参考になりましたら幸いです。皆さんもこの機会にぜひご検討されてみてはいかがでしょうか^^!