肌寒くなる秋の終わりから真冬にかけて、おでんや煮物、鍋料理など、活躍の場が広がる大根ですが、実は11月から2月がみずみずしくて甘みもある一番旬の時期なんです。
旬にとれる野菜には栄養も豊富でお値段も手頃になり、一本まるまる安く売られていたりで嬉しい限りなのですが、困るのが葉っぱの部分ををどうするかですよね、、、^^;。
お味噌汁にいれたり、漬物にしたり、炒めものに加えたりと、何だかんだ使うことが出来ますが、普段スーパーで売られている時は葉の部分は切られているので、普通の方は馴染みがない野菜の部位で、普通の料理に使うのも中々レシピが浮かんでこないかもしれません。。
しかし実は葉っぱの部分には大根の白い本体?の部分よりもビタミンやミネラルがとても豊富で食べないとモッタイナイ!所だったんです。
昔の人は野菜は余す所なく全部頂いていたそうですが、現代人に不足しがちな栄養素をおぎなえる貴重な葉っぱですので、ぜひ食べて頂きたいところです!
そんな訳で今回は、大根の葉っぱの栄養素の成分について詳しくご紹介しちゃいます!
大根の葉っぱの栄養素の成分って?
大根の葉っぱには実は白い本体の部分よりも葉っぱの方が豊富にビタミンやミネラルが含まれています。
美容にも良いなんてよく聞きますが、女性にも嬉しいカルシウムや鉄分やビタミン類、食物繊維も豊富なので嬉しい限りですね。
特にビタミンAのβカロテンは老化や動脈硬化、ガンの元になる活性酸素を除去する働きのある抗酸化作用が強力に働いてくれるので、アンチエイジングにはもってこいの栄養素。
βカロテンは摂り過ぎには要注意な栄養ですが、野菜からだと10~60%程度しか吸収できないので、よっぽどサプリメントと併用しているとか、過度な量ではない限り心配する必要はありません。
ビタミンEにもビタミンAと同じ抗酸化作用によって血管の浄化作用や、肌荒れ、がん予防、さらにはビタミンCと一緒にとることで、より効果的に働いてくれます。
ビタミンの含有量を見ても、白い本体の部分、そしてほうれん草よりも多いくらいに栄養豊富ですよね。
そして大根の旬である11月〜2月に採れたものは味も良く、栄養もたっぷり含まれていますので、もし買った大根に葉っぱがついていたら是非、捨てずに残さず食べちゃいましょうd(*^v^*)b!
100gあたり | 大根の葉(生) | 大根(白色部分) | ほうれん草 | 適正摂取量 |
ナトリウム | 48mg | 17mg | 16mg | 2,000mg |
カリウム | 400mg | 230mg | 690mg | 2000mg |
カルシウム | 260mg | 23mg | 49mg | 650mg |
マグネシウム | 22mg | 10mg | 69mg | 290mg |
リン | 52mg | 17mg | 47mg | 700mg |
鉄 | 3.1mg | 0.2mg | 2.0mg | 11mg |
ビタミンA(βカロテン) | 3900μg | 0 | 4200μg | 570μg |
ビタミンE | 3.8mg | 0 | 2.3mg | 9mg |
ビタミンK | 270μg | tr | 270μg | 60μg |
葉酸 | 140μg | 33μg | 210mg | 200μg |
ビタミンC | 53mg | 11mg | 35mg | 100mg |
食物繊維 | 4g | 1.3g | 2.8g | 18g |
※野菜の成分の量に関しましては五訂日本食品標準成分表より引用しています。
※適性摂取量は厚生労働省 「第6次(平成12年度から16年度の間使用)改定日本人の栄養所要量について」の18〜49歳の男女適正摂取量の平均値になっております。詳しい数値に関しましてはHPなどでご確認ください。
スーパーの大根は葉っぱついてないのは何故??
大根の葉っぱは栄養が豊富なのに何故かスーパーで見かけるものは10cmもないくらいに切り揃えられてしまってますよね。
実は出荷基準が県や農協で規格が決められていて、葉っぱがついてワサワサなっている大根は規格外なので、切り取られて捨てられてしまっていたんです。
確かに、用意されているダンボールに収まらないと、運搬の際に傷ついてしまいますからね。。。
しかし出荷量もピークを迎える秋冬は、スーパーでも一本売が多くなり、葉付き大根に出会えるチャンスが大です!
食べきれない〜となったら冷凍保存などして置くと、色々な料理に使えて便利ですよ!
色んな利用方法
ふりかけやお漬物、煮物、チャーハンやお味噌汁に入れても◎!お好みのフルーツと合わせてスムージーにしても美味しいです。
栄養素を失わずに調理するなら生で食べられるお漬物やスムージーがオススメですが、油で調理するとβカロテンの吸収がよくなるそうですので、ごま油で炒めたりしてもおいしく栄養が取れますよ♪
大根の葉っぱアレンジレシピ
<簡単!大根の葉っぱのふりかけ>
ふりかけを作ってしまえば混ぜご飯にしたり、おにぎりに使ったりと色々アレンジができるのでオススメです!
材料(2,3食分)
- 大根の葉 150g
- 鰹節(ほんだし小さじ1でもOK) 一パック(2.5g)
- めんつゆ 大さじ1~2
- 白いりゴマ 小さじ1
- しらす 大さじ4
1、大根の葉はよく洗ってみじん切りにします。
2、フライパンにごま油を熱し、大根の葉っぱをさっと炒め、しらすといりゴマを加えます。
3、めんつゆと鰹節を加えて味を見ながら、水分が飛んだら出来上がり!
他にもアレンジレシピは沢山ありますので、ぜひお気に入りの一品を見つけて見て下さい☆
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だいこん葉で二品!菜飯と塩レモンの浅漬け by きみ0814
保存方法ってあるの?
大根の葉っぱは買ってからすぐ根本から切り落としましょう!食べきれないな〜という時は冷凍保存が便利。
大根の葉一本分を根本2,3分割くらいにして塩をひとつまみ沸騰したお湯で1分程湯がきます。(塩を入れると色が鮮やかになります。)
冷水で冷やし、水気をキッチンペーパーなどでしっかり拭き取り、5mmくらい幅に切ってジッパー袋に入れて、冷凍保存すればそのまま使いたい時に使いたい分だけ取り出せて便利です!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
大根の葉っぱは、ついつい見過ごしがちですが、冬に向けて免疫力を付けるためにも、ぜひとも食べておきたい食材です。
管理人も沢山あると食べきれないからと、少しお味噌汁や漬物に入れて終わりでしたが、調べてみると、ふりかけやいろんな料理にも使う事ができて、色々活躍しそうです^^。
大根がおいしくなる季節、是非まるごと大根を味わってくださいね!