天ぷら、和風ハンバーグ、焼き魚、冷しゃぶ、おろし和えetc…日本が誇る食卓の影の立役者といえば大根おろしですよね!
どんな料理もさっぱりと美味しくしてしまう付け合せで、一見淡白で特に何の栄養もなさそうな食材ですが、実は消化を助けたり、風邪予防に効果があったりと、体の健康維持に欠かせない栄養成分がたっぷり含まれている万能食材だったんです!
そして実はおろし方や食べ方によっても栄養が変わってくるそうなんです。どんな風に食べたら一番栄養を補えて大根おろしのパワーが発揮されるんでしょうかね?
今回は、知られざる大根おろしの意外な効果・効能について大特集しちゃいます!
大根おろしの知られざる効果とは?
- 優れた殺菌力で食中毒の予防
- 食欲増進・消化を助ける働き
- 料理の臭みを消し、発がんも抑制
- 免疫力UPやアンチエイジングに
の効果があります。
効果その1、殺菌力で食中毒の予防
大根は昔から『大根を食べると食あたりしない』と言われてきた野菜で、医者いらずと言われるほど優れた殺菌作用がある野菜だったんです。
お刺身のつまにも大根が使われているのも、その抗菌作用を利用したもので、お刺身を雑菌から守るために使われているんだとか。管理人は何となく食感がいいから使われてるのかなとも思っていましたが^^;、そんな理由があったとはビックリですね!
大根は細かく切ったり、すりおろすことによって細胞が破壊されると、イソチオシアネートという辛味成分が生成されますが、この辛味成分には強い殺菌力があり、大腸菌やピロリ菌さえやっつけてしまうそう。
この辛味成分によって食中毒も未然に防いでくれるので、お魚やお肉などの付け合せではとても強い味方といえますね!
効果その2、食欲増進・消化を助ける
大根の辛味成分には食欲増進効果もあり、さらには消化を助ける消化酵素も沢山含まれています。デンプンを分解する酵素のアミラーゼは、市販の胃腸薬にも含まれている成分で、胃もたれや胸焼けに効果がありあます。
さらにタンパク質を分解してくれるプロテアーゼ、脂質を分解するリパーゼも含まれているので、揚げ物やお肉など、脂っこいものの付け合せとして食べると、食後の胃腸の消化を助けてくれます。
効果その3、臭み消し、発がんの抑制
辛味成分イソチオシアネートには臭みを消す効果もあります。
この辛味成分にも胃液の分泌を促して、胃腸の働きを助ける効果があり、さらにはガンの発生を食い止めてくれる働きが期待できます。
焼き魚などの焦げに含まれる発がん成分は食物繊維が吸着して体内への吸収を阻止して、この辛味成分や消化酵素ペルオキシターゼによって無毒化してくれます。
魚に大根おろしはまさに最強タッグのコンビと言えそうですね!
効果その4、免疫力アップや美肌効果も
大根にはビタミンや食物繊維が豊富に含まれています。特に皮にはビタミンCやビタミンPが多く、ビタミンPは血圧やコレステロールを下げて毛細血管をきれいにしてくれる働きがあります。
免疫力が向上するビタミンC、そして水分も豊富、殺菌作用や胃腸の働きを助けるなど、体の機能を高めてくれる働きがあるので、日々の健康維持やアンチエイジングにも効果が抜群です。
食べ方によって効能って違ってくるの?
そんな万能とも言えそうな大根おろしですが、実は
- おろし方
- 熱を加えたり冷凍する
- 使う部位
- 食べるまでの時間
によっても栄養の効果が変わってしまいます。
より殺菌効果の強い、辛味成分を十分に引き出すには、大根の細胞を壊すようにガシガシ勢いよくすりおろす必要があります。
大根の丸い切断面をおろし金に垂直にあてて、繊維を断ち切るように一気におろすと辛味が増します。
辛味成分や消化酵素、ビタミンは熱に弱いので、加熱しない方が栄養価が高くなります。
また冷凍だと-18℃くらいで保存されていれば栄養価は保たれるそうですが、何しろ辛味成分のイソチオシアネートは揮発性があり、すりおろしてから15分もすると成分が半減してしまうくらいタイムリーに食べないと効果が期待出来ませんので、やはり食べる直前におろして食べるのが一番効果が期待できそうです。
辛味成分やビタミンなどの栄養素は大根の皮に多く含まれていて、大根の先端に行くほど皮の部分が厚くなり、辛くなります。
なので、より辛味成分を取るなら皮付きのまま、そして先端の方を大根おろしに使うと栄養が取れます。
大根おろしの汁って捨てたら勿体無いよ!
大根おろしのおろし汁には、ビタミンも溶け出しており、そして消化酵素の働きで、有害な物質や毒素の排出を促してくれる働きがあるので、二日酔いや食べ過ぎで胃もたれやむかつきなどの症状に効果があります。
さらには殺菌作用の働きで、うがいをすると口内炎や虫歯、歯肉炎の鎮痛作用にもなり、またハチミツを加えて飲むと喉の痛みや声がれにも効くそうです!
あとはご飯を炊く時におろし汁を加えると、艶が出て甘みが増し、ふっくら出来ますしお肉に漬け込むと柔らかくなります。
おろし汁が沢山余った時は、色々な料理に水代わりに使うと、料理がよりおいしくなるので、捨てるにはとても勿体無いので、有効活用したいですね。
大根おろしの美味しい作り方
大根おろしはおろし方や使う部位によっても風味や味が変わってきます。管理人は実はあまり辛い大根おろしは苦手で、いつも葉の方に近い上の部分を使って、甘みがありふわふわな大根おろしが好きです^^;。
みなさんも自分好みの大根おろしの作り方を見つけてみてはいかがでしょうか?
大根おろしには鋼製のものが一番美味しく出来るといわれています。飲食店ではフードプロセッサーなどが使われているようですが、水っぽくなってしまったりと、やはり手でおろした大根おろしには敵わないようですね!
うちはいつもプラスチックのおろし器でヒーヒー言いながら剃っていますが、きちんとしたおろし金を使うと、あまり力を入れずに出来るそうなので、いつか使って見ようと思います(`・ω・´)
まとめ
いかがでしたでしょうか?大根おろしには胃腸の働きを助けたり、有害な物質から体の細胞を守ってくれたりと、日々の健康な食生活を助けてくれるとても強力な助っ人だったんです。
秋の終わりから冬にかけて、大根は旬の時期を迎えてとても美味しくて栄養価も高まりますので、病気に負けない体を目指すためにも、皆さんも日々の食生活に大根おろしは積極的に取り入れて、健康体になって下さいね(σ´∪`σ)!