食後のブレイクタイムに、一人の時間をまったり過ごしたり、楽しいおしゃべりをしながらのコーヒーは至福の時間ですが、実はコーヒーには消化を助ける働きがあるってご存知でしたか??
管理人は何となくですが、コーヒーは砂糖やミルクを入れて飲むし、食べたものの後にコーヒーが胃腸で混ざるというと、体には悪そうと思っていました。
しかし管理人の夫は持病で糖尿病ということもあって、けっこう便秘がちで、いつも便秘の時や、食べ過ぎてお腹が苦しい時など食後にブラックコーヒーを飲んでいます。
そうすると必ずトイレに行きたくなると言っていて、コーヒーが消化を助けるんだよーなんて言ってましたが、管理人は『ホントかよ〜!』と半信半疑でした^^;。
食後のコーヒーって、本当は消化を助ける働きがあるのか、はたまた飲み方でも変わってくるのか、なんだか気になっちゃいますよね!
というわけで、今回は、食後のコーヒーは本当に消化を助ける働きがあるのかどうか、詳しくご紹介しちゃいます!
食後のコーヒーが消化に良い理由とは?
コーヒーはどっちかと言うと嗜好飲料に近いもので、飲み過ぎると胃が荒れたりして、健康になるというイメージはあまりありませんでしたが、近年はガンや脳卒中、心臓病の予防でも一日に3杯くらいは飲むとリスクが減るなんていう研究結果も出ています。
コーヒーの成分にはカフェインも普通のお茶や紅茶よりも多く含まれていますが、それ以上に多く含まれているのが、ポリフェノールと言って、コーヒーのあの濃い茶色や渋み、苦味、そしてあの香ばしい香りの元の成分のほうが多く含まれています。
実はこのカフェインとポリフェノールの働きによって、胃腸の働きが活発になっていたんです!
カフェインの作用とは?
何となく刺激が強い成分というイメージが強いですが、実はカフェインには眠気を覚ますという以外にも、
- 集中力アップ
- 利尿作用
- 血行を促す働き
- 筋肉の働きを刺激して疲れを取ったり運動能力を高める
- 胃へも適度な刺激を与え、胃液を分泌させる働き
などの働きがあるので、これによって食後に飲むと消化が促進されて食べ物の消化を助けてくれるそうです。
しかし刺激が強い成分なので、一日に300mgくらいを限度にしておいたほうが、健康にはいいようです。
500mg以上摂取すると、夜眠れなくなってしまったり、神経過敏や、胃腸へ負担がかかってしまったり、利尿作用による脱水症状など、分解に時間がかかってよくないそうなので、要注意です。
ちなみに
ドリップコーヒー1杯(150ml)あたり | カフェイン100mg |
インスタントコーヒー1杯(150mg)あたり | カフェイン65mg |
含まれているので、コーヒー屋さんのコーヒーなら3杯、家で作るインスタントなら4杯程度を目安に飲むといいかもですね。
ポリフェノールの作用とは?
コーヒーの魅力をほぼ独占しているのが、このポリフェノールの存在ではないでしょうか。
ポリフェノールとは、植物が作り出す苦味や渋みや色素になる成分で、強い抗酸化作用(活性酸素を抑制する働き)があります。人間には生活習慣病などの予防に威力を発揮し、今注目されれている成分ですね。
その種類は自然界には5000種類以上存在している栄養素だそうですが、ポリフェノールが多いとされているワインに匹敵するくらいコーヒーにはポリフェノールが沢山含まれています。
コーヒー豆に含まれているポリフェノールは、『クロロゲン酸』というポリフェノールが多く含まれていて、コーヒがガン、糖尿病、脳卒中や心臓病などの生活習慣にも良いと言われているのはこのポリフェノールのおかげなのではという説があります。
クロロゲン酸の主な効能は
- 大腸がんや肝臓疾患の予防
- 口臭予防
- 血糖値の上昇を抑えて糖尿病のリスクを減らす
- コレステロールを抑制して、脂肪を燃焼させる
- 胃液の分泌を促し消化不良を改善する
働きがあります。このクロロゲン酸にも、胃液の分泌を促進させたり、大腸の抗酸化作用も期待できるので、消化がよくなる作用はこの成分も関係していたんですね。
しかしこのクロロゲン酸で注意したいのは、鉄と結合して水分に溶けにくい鉄になってしまうので、体内への鉄分の吸収が阻害されてしまうことです。
ですので、特に鉄分不足が気になる方は食後30分は間をあけてコーヒーを飲むといいそうですよ!
飲み方ってあるの?
コーヒーは色や香りからも、刺激が強い飲料なので、食前にブラックで飲むと、胃酸が出すぎて胃を荒らす原因になってしまいます。
なので、起きたてに一杯、コーヒーを飲むなら、何か食事と一緒に取るか、コーヒー牛乳にして牛乳で胃を保護してもらうような飲み方をするのがオススメです。
食後に飲むならブラックにすると、ダイエット効果もあるのでGOODです!ミルクや砂糖を入れたくなりますが、カロリーがどうしてもありますからね^^;。
消化を助ける働きを最大限に発揮するには、ホットで飲むのがベストです。アイスコーヒーは内臓を冷やしてしまい、消化が鈍くなってしまいますし、代謝も落ちやすくなってしまいます。
ホットで体を温め、代謝と消化を活性化して、健康なサイクルを保てるようにしたいですね。
クロロゲン酸はインスタントよりもドリップコーヒーの方が多く含まれており、熱湯にも弱い成分なため、お湯を80℃くらいまで冷ましたドリップコーヒーを、食後30分後くらいにブラックで飲むのが消化にはベストな飲み方かもしれませんね。
ただ、やはり小さなお子さんや妊婦さん、体調が悪い時や胃腸の調子が悪い時は体に負担がかかってしまいますので、飲むのは控えておいた方が良さそうなので、要注意です。
美味しいドリップコーヒーの淹れ方
まとめ
いかがでしたでしょうか。
何となく会社でも、昼食の後に、職場の人達と喫茶店にコーヒーを飲みに行ったりしますが、無意識の内に消化を助ける働きをする飲料を飲みたくなっていたのかもしれません。
管理人はカフェラテが好きで甘くして飲むのが好きなのですが、飲むタイミングや飲み方で消化に良くなるので、皆さんも意識して飲んでみて下さいね(σ´∀`)σ!
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