デスクワークが定着している現代、日頃の運動不足が気になりますね。
長時間座る姿勢でいると、足腰が痛いなど、体に支障をきたしてしまうことがありますが、実はそれだけでなく、ずっと座りっぱなしでいることはタバコを吸うのと同じくらい体に悪影響があることをご存知ですか??
なんでも一日中座りっぱなしの人は立ちっぱなしの人に比べて心臓病になる確立が2倍になるんだそうです!
2002年にはアメリカで「セデンタリー・デス・シンドローム」という座りっぱなしによって心臓病や糖尿病、肥満などのあらゆる病気を併発してしまう害を警告しています。
なんでも一日6時間座りっぱなしの生活を10年から20年続けると、寿命は7年縮み、心臓疾患や糖尿病になるリスクが一気に上がってしまうそうなんです。
これは動かないことによって悪玉コレステロールを分解してくれるリポ蛋白リパーゼという酵素が作られなくなってしまう為で、運動不足でエネルギーを消費しないのと血行不良によって代謝が落ちてしまうからなんです。
管理人も、去年の始めから一日中立ちっぱなしで動きっぱなしの接客業から、ずっと座りっぱなしのデスクワークに転職したため、体を動かさないので足がむくんだり、足腰が痛くなったりという弊害に悩まされております><。。。
今回は、座りっぱなしによる健康への悪影響のお話をお届けいたします。
実は人間の体は座る姿勢には向いてなかった!
私達人間の体は、本来立って生活していくために最適に作られているので、 立った時の姿勢が一番体にいいんです。
顎を引いて首を伸ばし、肩を前かがみにせずに背中を伸ばして胸とお尻をあまり突き出さないで立っている姿勢が実は一番体に良い状態になっています。
そして座った時の姿勢は背骨のカーブを無理に歪めてしまってるので、背筋に負荷がかかり、また股関節やお尻にも体重がのしかかるため、坐骨神経痛や肩こり、血行不良、内蔵系の病気にかかりやすくなってしまいます。
座れるとエネルギー消費量も少なくて済むので、楽に感じますが、実は体の作りに反する姿勢をずっと続けると、体は立っている時よりも負担がかかっているんです。
ずっと座っているとお尻や腰や足が痛くなる原因
ずっと座ったままの姿勢でいると、体の血液の循環が悪くなってしまいます。ふくらはぎは血液を循環させるためのポンプの役割も果たしている筋肉ですが、座ることでこのふくらはぎの筋力が衰えると、血流が悪くなり、むくみの原因にもなります。
さらにはオフィスなどの乾燥した室内に長時間いることで、水分不足により血液がドロドロになってしまいエコノミー症候群になってしまうこともあります。
よく長時間座った後、膝のうらなど片足が痛くなったりむくみが酷くて痛くなったりなんてことありませんか?
そうなったらエコノミー症候群予備軍なので要注意です!
対策って何かないの?!
長時間座っていることによる体への負担を減らすためには、
- 血液の循環を良くすること
- 筋肉が凝り固まらないように適度に動かすこと
が大事です!
血液の循環を良くするにはやはり動くことと水分をこまめに摂ることが一番大事です。なんでも1週間に5日、一日3時間立っている時間が確保出来れば通常より750kcal多く消費出来るんだそうです。
更には
- 1時間ごとに立って軽いストレッチや足のマッサージをする
- ミーティングなどは歩きながら行う
- 階段を使うようにする
- 1日20分以上のウォーキングなどの有酸素運動をする
といった少し体を動かす工夫をするだけでも体へ負担が断然変わってきます!
今ではこうした【座りっぱなし】のリスクを回避するために、オフィスでももっぱら立ちっぱなしで仕事が出来る「スタンディングデスク」なるものを使用する人が急増中らしいですよ!
アメリカでもオフィス家具メーカーでスタンディングデスクの売上が近年激増しており、立つ事によって仕事の効率や生産性が上がるとの評判で、大好評になっているそうです。
まとめ
スタンディングデスク・・・。管理人ももう少しお金が溜まったら買ってみようかな^^;。
現代社会では座って仕事や勉強するのは当たり前になっていますが、今の人間社会は人類史上でも最も座っている時間が長い時代だと言われているほど皆さん座って生活しています。
楽と言えば楽なんですが、やはり体は立つ事で一番最適な状態が保てているので、健康を考えると、ずっと座りっぱなしというのはよくないですね!
適度に立っているのと、運動は人間の健康には欠かせないのかもしれませんね。