浴衣の選び方!男性はどんな柄や素材、サイズがちょうどいい?

近年は納涼船や観光施設など、浴衣で行くと割引なんていう所も増えてきたりと、男性の方も浴衣を着る機会が増えてきました。

学生さんたちも、今年はみんなで浴衣着て出かけよう!という方や、浴衣で花火大会に行こう!という方もいらっしゃるかと思います。

しかし浴衣なんて、着るのもめんどくさそうだし、暑そうだし、そしてどれを選んだらいいのか分からない(´・ω・`;)!なんて方もいらっしゃいますよね。

おそらく彼女に着てよ!とせがまれたり、友達とノリでとか、学園祭の企画で、なんて理由の方も・・・ 。

管理人の夫も30代半ばですが、生まれてこのかた浴衣というものを着たことがなかったそうです。花火大会にも行く予定があり、この際思い切って2人で浴衣を着て出かけてみよう!という流れで、夫にも浴衣を買うことになりました^^;。

さて、浴衣超初心者はどんな浴衣を選べばいいのでしょうか?今回は、男性はどんな浴衣をチョイスしたらいいのか、(一応)ファッション系百貨店勤務の管理人のおすすめ浴衣の選び方を詳しくご紹介しちゃいます!

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浴衣の選び方のポイント

浴衣の選び方のポイントは
  • サイズ
  • 素材
  • セットになっているか

の4点です。

一番悩むのがサイズではないでしょうか。男性用の浴衣は既製品だと、ズボンのように裾直しとかで調節するのではなく、一番自分の身長と体格に合ったものをチョイスしないといけないので、どれがピッタリなのか悩みどころですね。

素材も安い物だと薄っぺらくてすぐ着れなくなってしまうので、出来たらいいものをチョイスしたい所です。

初心者の方にオススメは浴衣と帯がセットになったものです。着物屋さんが出しているものであれば、着物もちゃんとしたものだし、帯も自分でコーディネートしなくてもピッタリのものを付けてくれます。

さて、どうやって選んでいけばいいんでしょうか。詳しく項目ごとに見て行きましょう!

 

 

サイズはどれがいい?

浴衣のサイズ

本来浴衣はオーダーメイドで着るものだったので、既成品でピッタリの寸法というのは中々難しいです。でも浴衣はそんなにスーツのようにキッチリ決めて着る服装でもないので、適当に合ってればOKという感じです。

一般的に体に合っていると言われているサイズは、着物の裾がくるぶしが隠れるか、少し出る位がちょうどいい長さ。

そして袖も腕を斜め下にして手くるぶしより少し短い位の長さがちょうどいいと言われています。

体型も痩せ型の人からぽっちゃり系の人まで様々ですが、浴衣の身幅はあんまりゆとりがあると格好良くありません。

浴衣は元から少し大きめに作られているので、よっぽど体格が良いという方でなければ、サイズで迷ったら、小さい方を選択しておくといいかもしれません。

とりあえずダブダブすぎず、短すぎなければそれでOK!てことですね。なんとも曖昧な基準ですねf(´-`;)

 

 

既成品では、身長でサイズが決まっており、身長から26.5〜30cm程度引いた長さ身丈に近いものを選ぶといいと言われています。

これもなんとも曖昧ですが、やはり実際に着てみるのが一番ですが、お店で気に入ったものがなかったり、ネットの方が安い!なんて場合は、試着も難しいので、大体の目安を参考にしてみるといいと思います。

男性浴衣の寸法

一般的な規格サイズの浴衣

サイズ 適応身長 身丈 袖丈 裄丈
S 148〜155cm 135cm 48cm 68cm
M 155〜165cm 140cm 49cm 70cm
L 165〜175cm 145cm 49cm 72cm
LL 175〜185cm 150cm 49cm 72cm
3L 185cm〜 152cm 49cm 74cm

※お店によって作りが若干違いますので、購入予定の商品のサイズをよくご確認下さい。

もし試着できるようであれば、着物を羽織ってみた時、裾が床に付くか付かないか位が目安。女性の浴衣のように長い部分を折って丈を調節できないので、痩せ型で長身の方や、格幅の良い方は、仕立て直してもらうか、丈直しをしてもらいましょう。

木綿の生地だったら洗うと少し縮むそうなので、一度手洗いしてから着るのもオススメです。

 

 

素材

浴衣

浴衣の素材は綿100%か綿と麻を織り交ぜた綿麻が多いです。

織り方も色々あり、

  • 一般的な表面が均一な平織り
  • 等間隔に透け感のある絽織変り織
  • 表面が凸凹しているしじら織り

など、織り方によって透け感も変わってきます。

綿100%の平織りは、吸汗性に優れており、透けにくく、丈夫で破けにくいのも特徴。

綿麻は麻が織り込まれているため、ナチュラルでシャリシャリとした生地で通気・速乾性に優れているので涼しく着れます。綿を織り込んでるためシワになりにくいのも嬉しいですね。

初心者の方にはこちらの綿麻が涼しく着れるのでオススメです。

自分の買おうとしている浴衣がどのような素材で織り方をされているのか、チェックしてみてくださいね☆

 

和柄

男性の浴衣で悩むのがサイズの次にではないでしょうか。柄と言っても、女性用浴衣に比べると、種類があまりありませんが、あまり馴染みがない和柄だと、どれが似合うのか迷ってしまいますよね。

よく初心者の方は、紺地黒地を選んでおくと無難と言われています。

個人的には、若い方は青系や明るい色で大きめの柄が入った物、ミドル年代の方は黒や灰色、紺地、茶色の控えめな柄などが似合うような気がします。

 

 

模様もストライプや絣(かすり)模様、格子柄などあり、好みでも分かれますね。

こちらもあくまで個人的な意見ですが^^;、細身の方だと縦線の強調されるストライプは細さが際立ってしまうので、色は暖色系や膨張色のエンジや茶、白などで、柄はチェックや水玉などで縦横に視線を分散させる効果のある模様を選ぶと良いかもしれません。

逆に太めの方は寒色系の青や黒などのストライプを選ぶとスレンダーに見えるかも?!

 

浴衣を着るのに必要なもの

素肌の上に浴衣を着ると汗ジミができたり、着崩れの原因にも。オススメは男性用の浴衣用の肌着を下に一枚、ステテコを下に履くことです。

更にお腹が出てない人は、着崩れを防ぐため、腰にタオルを一枚腰紐で巻いておくと良いそうです。

量販店の浴衣売り場でも販売されているので、浴衣を快適に着るためにも、持っておくといいかもしれないですね。

浴衣のセットには大体

  • 浴衣
  • 下駄
  • 巾着
  • 腰紐

がついてることが多いです。実際にこれがあれば着れます!

管理人の夫はこちらの↓黒十字絣にしました。何の用意もない人にはセットだと他に買い足す必要がないのでありがたいですね。

 

着方のコツは、帯をお腹ではなく、腰骨のあたり(お腹より下)で結び、お腹の下に力を入れ、胸を張って姿勢をよくすると着崩れしにくく、着物姿がピシっと決まるそうなので、着た時は意識してみて下さいね。

浴衣の着方です↓。けっこう簡単に着れるものですね。

 

 

下駄は履きやすいのを買った方がいいかも

最後に、下駄も履き慣れていないと履いただけで痛くなってしまったり、少し歩いただけで靴擦れしてしまうことがあるので、出来たらいいものを買った方がいいかもしれません。

管理人も下駄は履きやすいと言われているピドヒール下駄を別に買いました。下駄を履いたことがない夫でも、履きやすいと好評でしたよ!

サンダルを履く方もいらっしゃいますが、せっかく和装をしているので、下駄を履いた方が決まります。

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。浴衣も着慣れてないと、着こなすのって難しいですよね^^;。皆さんの浴衣選びの参考に慣れば幸いです。

暑い夏、浴衣の人を見ると涼しげでいいな〜って思いますが、着ている方はけっこう大変です。。(;´д`)

ですがせっかくの夏の思い出の1ページに、大切な人と思い出に浴衣を着てみてはいかがでしょうか^^。