和紙が世界遺産に!?東秩父村和紙の里の細川紙

日本の手漉き和紙の技術がユネスコの「無形文化遺産」に日本時間の11月27日未明に登録が決まったそうです!登録された手漉き和紙の技術は、日本の重要無形文化財に指定されている、島根県浜田市の『石州半紙』、岐阜県美濃市の『本美濃紙』、そして、埼玉県の東秩父村の『細川紙』の3種類の和紙の技術だそうです。

紙漉き
農林水産省HPより引用

日本では、去年『和食』が無形文化遺産に登録されたばかりですが、2年連続の登録になり、日本の良い文化が世界に広がっていくといいですね!

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私は現在埼玉県に住んでおりますが、埼玉県民として毎日欠かさず見ているのが、「テレ玉ニュース」です。主に扱っているニュース内容は、もっぱら埼玉県内で起きた小さな出来事から大きな事件とさまざまですが、世の中でどんな出来事があったとしても、埼玉県のニュースオンリーで終始一貫している所と、そのローカル感がたまらなく面白いです(# ̄ー ̄#)。

先日キャスターのお兄さんとお姉さんがお二人ともクリーム色のスーツを着ており、どうしちゃったんだろう( ?´_ゝ`) と思っていたのですが、なんと秩父にある東秩父村の和紙の里で作られている手漉き和紙の『細川紙』の技術がユネスコの無形文化遺産に登録されたというニュースでした!

ここで勝手ながら、埼玉県民として、御祝いさせて頂きたいと思います。おめでとうございます!!(*’∇’)/゚・:*【祝】*:・゚\(‘∇’*)

東秩父村で受け継がれてきた手漉き和紙『細川紙』の技術は、約1300年の伝統があるそうです。凄いですよね!

和紙って、種類は色々ありますが、何故この3つの町で作られている和紙が無形文化財に登録されたのでしょう?その理由は和紙の原料と製造方法に秘密が隠されていたんです!

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1、原材料が違う!

紙の原材料といえば木ですよね!和紙の原材料は、昔から楮(こうぞ)、みつまた、雁皮(がんぴ)の靭皮(植物の外皮の下にある柔らかな内皮)繊維を中心に使われてきたそうですが、現在は麻、桑、竹、木材パルプ、わらなども使われているそうです。

原材料の産地は大量生産するためコストを考えフィリピン、タイなどから安い原材料の輸入が始まり、各地の和紙メーカーは好んでその原材料を使うようになったそうですが、文化遺産に登録された和紙は、日本で取れた『楮(こうぞ)』だけを原料にしているそうです。

2、製造方法が違う!

和紙の作り方は色々あり、機械で大量に作れるものから、手漉きで一枚一枚作っていく手漉きの方法がありますが、文化遺産に登録された和紙は、竹製の「簀(す)」木の­枠である「桁」を使って流し漉きで漉くこと、従来の工法を守ること、トロロアオイをネ­リでいれること、独特の風合いを保つことなど、多くの決まった製造工程を経たものしか認められないそうです。

そして、それは「流し漉き」といわれる製法で、熟練した技をもった職人さんでないと再現できない技術だそうです。

チーム比企さんによるショートムービー「細川紙を訪ねて~小川町編~」 埼玉県比企郡小川町・小川和紙紀行

で細川紙の作り方が紹介されています。

 

日本の古き良き文化、埼玉の東秩父村の『和紙の里』という所では、手漉き和紙の体験もできるそうなので、一度体験しにでかけてみてはいかがでしょうか。

埼玉県東秩父村公式HP http://www.washinosato.co.jp/