皆さんは食事中の飲み物は何を飲んでいますか?管理人は年中、冷蔵庫の冷たい麦茶や水、たまに温かいお茶などを飲んでいます。
学校の給食では牛乳、外食ではお冷、お寿司屋さんでは熱いお茶といったように、出される飲み物は多様ですが、飲み物の種類によって消化のしやすさなどは変わってきます。
基本的に日本人に合う食事内容は一汁三菜と言われているように、和食には必ず汁物が付いており、円滑な消化を助けるにはある程度の水分が必要です。
しかし、巷では食事中にお茶を飲むのは素材の味や胃の消化液が薄まってしまう、などと言われ、食事の時に水分を沢山摂りましょうなんて聞いたことがありません。。
以前テレビでも、カレーを食べる時に水を飲むとスパイスの成分が薄まってしまうので、水を出してくれないレストランがあるなんて特集もやっていました。
では何をどの位飲むのが一番体には良いのでしょうかね?
いつも麦茶をガブ飲みしている管理人ですが(;´▽`A、日々の健康維持にはしっかりとした食習慣が不可欠ですよね!今回は、食事に最適な飲み物・飲み方について詳しく調べましたのでご紹介いたします!
食事中にガブ飲みは消化の妨げに?
管理人の夫は小さいころ課外活動でキャンプに行った時先生から、食事中は水はなるべく飲まないようにと教わったそうで、今でも食事中はコップ半分くらいしか飲みません。
理由は飲み物をガブガブ飲むことでお腹が膨れてしまい、必要な分の食事がしっかり摂れないからでした。
確かに食事中に水分を摂り過ぎると、いつも食べる量より少なくてもすぐに満腹になってしまうことがありますよね。
管理人は軽く3、4杯はおかわりしています( ̄ー ̄;(汗)。実は食事中に飲み物をガブガブ飲むことで、お腹が膨れてしまう以外にも
- 胃液が薄まって消化の妨げになってしまう
- 冷たい飲み物で内臓を冷やすと消化機能が悪くなる
- 唾液が飲み物で流されてしまい消化不良に繋がる
などの食べ物の消化にはデメリットがあったんです!
消化をスムーズにするためには水分は必要不可欠ですが、一体どんな飲み物をどの位飲めば良いのでしょうかね?
詳しく見ていきましょう!
何を飲むのがベスト?
インドでは熱い食べ物と冷たい飲み物を一緒に飲むと、お腹の中で消化不良を起こしてしまうと言われているそうで、食事中に飲み物を飲む習慣がない人も多いそうです。
そしてインドカレーのお供として定番なのは、『ラッシー』という甘くて飲むヨーグルトのようなトロっとした飲み物。こちらは乳脂肪分が辛いカレーの成分から舌や胃の中を保護して乳酸菌が消化を助ける働きをしてくれます。
同じくチャイも香辛料が入ったミルクティーなので、牛乳の成分によって体内の粘膜が保護されるので、辛い料理を食べるには理にかなってると言えそうですね。
では日本人の食事ではどうでしょうか?飲み物の種類別に見ていきましょう!
水
外食でも一般的なのが『お冷=水』ですよね。特に冬場でも細かい氷が沢山入ったお冷を出してくれる飲食店が多いです。
冷たい水を飲むと気分がすっきりするし、消化を妨げる成分は入ってなさそうだから一番いいかも?と思いがちですが、実は消化の大敵は『冷え』。
冷たい飲み物は血行を悪くし、消化を妨げてしまいます。そして内臓の冷えは免疫力を低下させ、あらゆる病気を引き起こす原因にもなってしまいますので、常温か、温かい飲み物が消化に良いです。
一番胃腸に負担がかからずに消化酵素を活発にし、体に良い飲み物と言われているのは
薬を飲む際や肉体虚弱の時にも良いと言われ、東洋医学でも効果が認められている白湯ですが、その効果は消化を助ける以外にも体を温めて代謝を上げ、カロリー消費を促してくれるという嬉しい効果も期待できます。
さらにレモンの絞り汁を加えると、胃腸が活発になり、ビタミンCが鉄分の吸収を促進してくれるのでオススメ!
お茶
日本の和食では昔から食事中にお茶を飲むのはマナー違反と言われていましたが、消化にはどうかといいますと、お茶の成分である『タンニン』・『カフェイン』がやっかいモノ。
タンニンは、食材の中に含まれる鉄分と結びついて体内への栄養の吸収を阻害してしまいます。カフェインもビタミンDを減少させてしまうそうです。
貧血気味の方は、タンニン・カフェインの多い緑茶や烏龍茶、紅茶などのお茶は、食後30分は空けて飲むようにし、食事中に飲むとしたら、タンニン・カフェイン含有量の少ない
- 麦茶
- 玄米茶
- ほうじ茶
を飲むのがオススメです。
お寿司屋さんのお茶は?
お寿司屋さんで熱〜い緑茶が出されるのは、抗菌効果の強いカテキンによって、魚の臭み・バクテリアの繁殖を抑えてくれる効果があるためと言われています。
温度も普通のお茶より熱いのには理由があるそうで、舌に付いた魚の脂分を溶かして流し、次に食べるネタと味がかぶらないようにする為だそう。
生モノが多いお寿司なので、確かに菌から身を守るためにお茶というのもなるほど、と納得できます。消化に良いかはちょっと『?』な所ですが、たまに食べるくらいは問題なさそうですね^^;。
脂っこいものと烏龍茶
中華料理などには烏龍茶が出てきますが、烏龍茶に含まれるポリフェノールには脂分の吸収を阻止してくれる働きがあります。さらには糖質が脂肪になるのも阻止、コレステロールを減らす働きがあります。
食事中と食後に飲むと、余計な脂分の吸収を緩和してくれる働きがあるので、脂肪が気になる方、ダイエット中の方にはオススメです。
ただしガブ飲みしたり、貧血気味の方など、摂り方には気をつけたいところ。
牛乳
管理人が小学生だった頃は給食の飲み物は牛乳で、今でも学校の給食に牛乳が必須なのは、子供達の成長に欠かせないカルシウムなどの栄養が豊富だからといった理由で国の法律で定められているからだそうです。
では消化にはどうかといいますと、残念ながらあまり良くありません。
食事中に牛乳を飲むと消化しにくいタンパク質が一緒に摂った食べ物にくっついて、消化を妨げてしまい、栄養の吸収を遅らせてしまいます。
しかし唐辛子入りの辛い食べ物(カレーなど)を食べた際、辛味成分のカプサイシンは水に溶けないので、水を飲んでも辛味が収まりませんが、牛乳のカゼインというタンパク質が口内や胃腸を保護してくれるため、辛いものを食べた時は牛乳などの乳製品を飲むと体への刺激を減らせます。
食事からしっかり栄養を吸収し、カルシウムやタンパク質を摂るためには、食後にヨーグルトを食べるのがいいですよ!
ジュースやその他嗜好飲料は?
© takayama-Fotolia
ヨーロッパでは、無糖の炭酸水を食事中に飲むのが一般的だそうです。
炭酸には、胃腸を適度に刺激して、消化機能を活発にし、便秘の解消にも◎!そして炭酸を飲むことでお腹も膨れるため、食べ過ぎを防げます。
しかし注意したいのは、糖質の入ったもの。甘い炭酸飲料には驚く程の糖質が入っていて、食事の時に一緒に摂ると簡単にカロリーオーバーに(゜ロ゜)!!
カロリーオフの人工甘味料にも注意が必要です。
- 血糖値が急上昇
- 甘い味覚に鈍感になる
- 依存性がある
などの体に悪い効果がありますので、常飲はするのは避けましょう!
糖質の入ってない青汁でしたら野菜と同じですので、特に問題がありません。
100%のオレンジシュースなどは胃酸の濃度が上がってしまうため、胸焼けを引き起こす場合があり、アルコールも食べ物の消化を遅らせてしまい、消化不良の原因にもなってしまいますので、オススメできません。。。
量はどの位飲めばいい?
水分は一日に1.5リットル以上は飲んだほうが良いといわれていますが、食事中はコップ一杯(200ml)くらいがベストです。
食べ物を良く噛んで、唾液を十分に含ませて飲み込み、飲み物で流し込まないようにちょっとずつ飲むのが一番消化に良いとされています。
唾液には消化酵素などの消化に必要な成分がふんだんに含まれていますので、くれぐれも飲み物で流してしまって台無しにしないようにして下さい。
飲み物がないと食べ物が飲み込めないという方は、十分に食べ物をそしゃく出来てない可能性がありますので要注意です!
水分補給をするなら、食前の30分前、食後30分〜2時間後に飲むといいですよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか。食事にはどの飲み物がいいというのは、メニューによっても変わってきますが、特に重要なのは
- 冷えている飲み物
- ガブ飲みすること
は胃腸にだいぶ負担になってしまいますので、思い当たる方、胃腸の弱い方は食事の際の飲み物の飲み方、種類を工夫してみてはいかがでしょうか。
将来の自分の体は日々の生活習慣で左右されていきますので、皆さんも健康維持の為、食事の摂り方にも気をつけてくださいね☆-(´>ω・`)b!
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