夏になると、気温が高くなり積乱雲が発達したり、大気の状態が不安定になることから、急な雷雨が多く発生しやすくなります。
管理人は20年以上都会暮らしで、わりと近くに高いビル群などが沢山ある都心のボロい一軒家(2階建て)に住んでいたので、雷がすぐ近くに落ちるなんて経験はほとんどありませんでした。
しかし3年前に埼玉の自然の多いビルもあまりない土地のアパートに引っ越してから、その脅威を目の当たりにしました。
引っ越してすぐ、激しい雷雨があった日、物凄い雷の轟音がしたと思ったら、隣町に雷が落ちていたそう∑(゚台゚lll。そして自宅のインターネットをつないでいる回線のモデムがおかしくなったのもその後でした。
3、4回メンテに来てもらいましたが、それまで普通につかえていたネットが繋がらず、、、(´ヘ`;)。原因は多分コンセントを繋げっぱなしにしていた事が原因?と業者の方に言われましたが、、、。
急な雷、鳴り始めたら一体どんな対策をすればいいんでしょうかね?今回は、家の電化製品を守るため、雷がなった時の対策について詳しくご紹介しちゃいます!
家庭に及ぼす主な雷の影響って?
落雷の種類は、
- 直接雷が落ちる「直撃雷」
- 一回落雷したものが周囲に再び放電する「側撃雷」
- そしてどこかに落ちた雷の電流が電線やケーブルなどを伝って大きな電流が家にやってくる「誘導雷」
- 避雷針や近くの電信柱などに落ちた雷が大地に全部逃げずに電線やケーブルに入り込む「侵入雷」
の4種類です。
高いビルであれば避雷針が付いているし、住宅街だったら滅多に雷が家に直撃する恐れは低いですが、特に気を付けたいのは「誘導雷」と「侵入雷」、そして電線に雷が落ちたことによる「瞬停」です。雷が落ちると、200万から10億ボルト、2,000から50万アンペアの電流が流れます。
1家庭30とか50アンペアが平均値なので、どれだけ凄い電流が発生しているかは想像に難くありませんね。
雷がもたらす主な影響は
近くに落ちた時の電流が電線などを使って流れこむ誘導雷や侵入雷による家電の故障
雷が送電線に落ち、瞬時電圧低下(瞬停)によるパソコンやOA機器の故障
の2つ。どのような影響があるのでしょうかね?詳しく見て行きましょう!
誘導雷・侵入雷とは
雷がどこかに落ちると、雷の大きな電流が地中の電線やケーブルなどを伝って周辺に拡散されます。これは「誘導雷」といい、その雷による一時的に大きくなる電圧や電流のことを「雷サージ」と呼ばれています。
この誘導雷による雷サージで、インターネットやTVのケーブルや電話線、コンセントなどの電気回線から通常より大きな電流や電圧が流れてきて、その先に繋がっている電化製品を破損してしまう事があります。
その誘導雷の範囲は、数kmに及ぶと言われていますので、遠い所に落ちたとしても安心は禁物です。
管理人も3年前に隣町に雷が落ちた時は、コンセントにインターネットのモデムをつないでいたので、故障してしまったようです。
幸いテレビや冷蔵庫、洗濯機などの家電は大丈夫でしたが、PCやルーターなど精密機器になる程故障しやすいと当時の修理業者のおじさんに言われました。。
落雷対策で避雷針を設置しているビルは多いですが、避雷針でも規模によっては全て地面に放電できずに、建物にも侵入してしまう「侵入雷」があり、それによって電子機器が故障してしまうケースもあります。
瞬停とは
落雷があって、一瞬チカチカっと電気が暗くなったりすることがありますが、この瞬停とは、瞬時電圧低下といって、送電線に落雷があると、その電線への電力を切り離すため、一瞬停電した状態になります。
その際にかかる時間がわずか数秒だそうですが、一瞬でも電力の供給が途切れてしまう時間があるわけです。
大型の家電はあまり影響はありませんが、パソコンなどの精密機器になるほど影響を受けてしまいます。作業中であれば大事なデータが消えてしまったり、ハードディスクにデータを書き込み中であればディスクが故障なんてことにもなりかねません。
家庭の雷対策はまずコレ!
- 家電のコンセントプラグを抜く
- エアコンや洗濯機などはアースを付ける
- コンセントや電話線に雷ガードのタップを付ける
- LANケーブルも可能であれば抜いておく
ことです!落雷から家財を守るには、家電のコンセントを抜くのが一番手っ取り早い方法です。
ケーブルテレビなどは誘導雷を防ぐ保安器がついていて、抜かなくても雷の侵入を防ぐ対策がされているようですが、状況次第では完全に防ぐのは難しいみたいですね。
電話線からも誘導雷がくるので、激しい雷雨の際は電話線を抜いた方がいいそうですが、初期化されてしまったりと面倒なので、雷雨の多い地域では、雷ガードなどで対策をとっておいた方がいいかもしれません。
電子レンジや洗濯機、OA機器なども、アースを付けることで電流がそちらへ流れるのでより安全だそうです。
雷を遮断できるコンセントがあるの?
大きなビルなど、誘導雷や侵入雷対策で、配電盤に避雷器が常設してある所もありますが、万全を期すのであれば、雷の電流を吸収する雷ガードがあるといいです。
しかし距離や電流の強さによって、完全には防ぎ切れない場合もあるので、より万全を期すためには、取り付ける際にアースもしっかり繋げておくと被害が食い止められる事ができるそうです。(詳しい取り付け方法は雷ガードの取り扱い説明書をご覧下さい。)
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瞬停から大事なデータを守るには?
一瞬でも電源が落ちてしまうと、パソコンには大きなダメージですよね。そんな時はUPS(無停電電源装置)を機械をコンセントの間に取り付けておくといいそうです。
電源が一時的におちてもしばらくはUPSの蓄電源から電気が供給されるので、プツっと切れることはないそう。
もしも大事なデータをやり取りするお仕事をされている方は、取り付けておくと安心ですね。
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家に雷って落ちることある?
建築基準法では、高さが20M以上あるマンションには、避雷針の設置が義務付られています。避雷針に雷が落ちると、そこから雷は避雷針の導線を通って大地に電流が逃げていきます。
避雷針には雷を誘導して地面に安全に電気を分散させるという性質があるので、都心などでは避雷針に落ちるので、周囲によっぽど何もない所以外では家に雷が落ちるということはありません。
しかし周囲に何もない平地に建ってる家や煙突やアンテナのある家、高台や山にある家などは一軒家でも家に落雷する「直撃雷」があるそうです。
ですので、出来ればそのような所に立地されている家は一般家庭でも避雷針を設置することが可能だそうですが、避雷針を設置していても、電信柱や自販機、高い木など、どこに落ちるかは分からないそうです。
家に落雷したり、近くに雷が落ちたらどうする?!
もし家に直接雷が落雷したら、鉄筋コンクリートの家であれば鉄を伝って地面に雷が逃げていきますが、木造の場合は、水道管や排水管などからも電気が伝わってくるそうなので、
- 壁際に近寄らない
- お風呂や炊事など水回りを避ける
- 電球や蛍光灯の近くも避ける
ことが大事です。直撃雷では、残念ながらコンセントを抜いてあっても家電に電流が流れてしまう可能性が高く、防ぎようがないそうです。。
また近い所に落ちてもそれだけ多くの誘導雷が流れてきます。
光ってから音がするまで短いと雷が近い証拠ですので、あまりに激しい雷雨の際はブレーカーを落としたり、大切な家電のコンセントを抜くなど、早めに対策をとっておきましょう!(雷が近くに落ちてしまった後だと、危険なので電源類には触らない方がいいです。)
万が一、家電が壊れてしまったら、火災保険や家財保険などが適用されるそうなので、落雷の後はちゃんと電化製品が動くか確かめることも肝心ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
あまり落雷による心配がない住宅地でずっと暮らしていた身としては、改めて自然の脅威って凄い力が働いているんだなと驚き雷の威力に圧倒されました!
とりあえず、管理人の家は雷が鳴り出したら通信ケーブル系のコンセントを抜くということだけはやっていますが、雷ガードも余裕があったら付けておきたいなと思いました^^;。
雷雨が多くなる夏は、特に大事な家電などを守るためにも、雷対策しっかりしておいて下さいね!