賃貸の壁にフックを取り付けてもOK?額やポスターを飾りたい!

賃貸の物件は何かと制約があり、壁にフックを取り付けて額やポスター、時計を飾りたいな〜と思ったり、画鋲などでカレンダーをかけたいと思っても、

『壁を傷つけてしまうから、退去の際に敷金から差っ引かれてしまうかも(´・ω・`;A)』

と躊躇ってしまい、中々自分好みに部屋をアレンジすることが出来ないですよね。

壁にかけてある額

 

管理人の住まいもマンションなのでフックを壁に取り付けることは契約上ダメな事になっています。

しかし賃貸だからといって、何も飾らないのは殺風景だし、何か写真とかポスター、額を飾りたいなんて人もいらっしゃるのではないでしょうか。

重量のあるものだと、画鋲や貼ってはがせるテープなどではかけられないし、だからといって立てかけて置くのも見栄えがしない。

額やポスターは壁に掛けて鑑賞したいものですね!今回は、おすすめの額やポスターを賃貸の部屋の壁に飾る方法をご提案致します。

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そもそも契約では壁に穴を開けたりフックを付けるのはNGだけど実際はどうなの?

国土交通省住宅局のガイドライン(P18,19)によると、

 壁に貼ったポスターや絵画の日焼け等の変色、貼った跡は、日照による自然現象によるもので、普通の生活の消耗の範囲内に入る。

 

 下地のボードの張替えが不要な範囲内での画鋲やピン等の穴であれば、カレンダー・ポスターの掲示は日常生活の範囲内の消耗になる。

 

と書かれており、経年劣化や、通常の日常生活で生じる損耗であれば、大家となる貸主に費用負担が生じます。

 

しかし、

 クギやネジ等、重いものをかける為に取り付けたような、下地のボードを張り替えないといけないような穴、傷を付けるものに関しては、穴も大きくて深いため、借り主の負担になる。

 

とも書かれており、通常のクギやネジで止めるタイプのフックを付ける際は、借り主の退去の際に修復の料金が発生してしまう可能性があります。

なので、上記の事を踏まえた上で、壁に何かを掲示してる分には無問題ということになりますね。

最近建てられた物件は、ご丁寧に最初からピクチャーレールを用意してくれているところもあります。

やはり壁に何か取り付けたいという住居者の利便性を考えてくれている物件もありますので、あまり過度に壁に何かを付けてはいけないと心配する必要はありません。

国のガイドライン上は画鋲程度の穴なら大丈夫!

ですので、もし画鋲も刺してはダメというような契約のオーナーだった場合は注意が必要です。心配な場合は一度家主に問い合わせてみるといいですよ!

賃貸契約に関する民法が2018年をめどに改正予定で、法律でも画鋲の穴や壁紙の経年劣化については敷金から差し引くことは出来なくなるそうです。それまでは、大家さんや管理会社に良く確認しておくことをオススメします。

管理人の知り合いでも、退去の際に壁の画鋲の跡を指摘され、修理費をぼったくられそうになったそうです。しかし上記の件を話したら、料金を引かれなかったという事があったそうなので、無知だった故に損しちゃうなんてことにならないよう気を付けましょう!

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画鋲やコマンドフックでは危険

画鋲くらいの穴だったら大丈夫ということで、画鋲で重い額や何かを止めたりするのは危険です!

画鋲は紙などを掲示する用途に使うものなので、重さがある物だと耐荷重量がオーバーしてしまい、落ちてきてしまう可能性が高いです。

穴をあけるタイプのものがダメということであれば、貼ってはがせるテープ式のコマンドフックなどを利用するという手もありますが、コマンドフックのようなテープ式のものは、壁紙のようなざらざらした凹凸のある所には向いていません

商品の注意書きにも書いてありますが、プラスチックやガラス面、金属や木製の板壁など、基本はツルツルした面に貼る用に作られているので、壁紙に張った際は、剥がした時に壁紙が剥がれてしまい、逆に壁紙の料金を取られることもあります。

コマンドフックの注意書きのサイト→http://www.mmm.co.jp/diy/command/ 

 

お勧めの壁掛けアイテム

「それでは何で掲示したらいいんだ!善良な賃貸暮らしの市民の生活に良い壁掛けの方法は無いのか(;´Д⊂)!」

と嘆かれるそこの貴方!石こうボード用フックというアイテムを使ってみるというのもひとつの手です。

こちらは2〜4本の細いピンで止めるタイプの石膏ボードやベニヤの壁用のフックですが、コインでピンを押し込むだけなので取り付けも簡単です。

画鋲の跡

細いピンを使用しているので、抜いた時、画鋲程度の穴しかあかないので、賃貸のマンションやアパート向けとも謳っている商品。ホームセンターや東急ハンズなど、DIY用品を取り扱っているお店ですぐに手に入ります。

耐荷重量も1kgから20kgくらいまでと、かなり重いものまでかけられるものまで出ています。

最近の賃貸物件の壁は、ほとんど石膏ボードを使用されています。コンクリートや木壁だった場合はちょっと難しいかもしれませんが、画鋲が刺さる壁だったら石膏ボードなので、こちらのフックでしたら取り付け可能です。

もし、沢山絵を掛けたいという場合は、石こうボード用ピクチャーレールというのも出ていますので、これを使った方が穴の数が少なく済む場合もあるので、ご検討ください。

 

穴が目立つな〜という場合は

しかし、大家さんや現状復帰の診断の際、画鋲の穴でも、あまりにも沢山開いてたり、目立ってしまうと指摘される場合があるので、やはり画鋲程度の穴は大丈夫と言っても、配慮した方がいいです。

もし気になる箇所があったら、目立たないように自分で補修してしまいましょう。

今はホームセンターでも様々な補修材が売られているので、簡単に跡を目立たなく出来ます。

あとは超裏ワザで、ティッシュを竹串で穴に詰めむと穴が全く目立たなくなるという方法もあります。

まとめ

賃貸の物件は借り物なので、あまり自由に景観を変えることは出来ませんが、何がオッケーで何がダメか、事前にリサーチしておくことで、毎日の生活に彩りを加えることが可能になります。

部屋はココロの状態を現すと言われるように、工夫するととてもオシャレになり、気分も明るくなります!

ぜひ工夫して自分なりの居心地の良い部屋にしてみて下さいね!

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